10/2 「ダンダリン・労働基準監督官」(1)

Category - テレビ番組 作成者:友弘 克幸

はい、第1回が終わりました。予想していた以上に、面白かったです。

冒頭のシーンが意味深で、気になりますね。

どうせなら、公式HPに、労働基準法の知識を解説するようなコーナーを設けたらいいのにな、と思いますが。

ドラマに出て来た法律の条文など。

労働基準監督官の逮捕権限や「臨検」については、前にも書きました→こちら

「女性のみ」の募集 → 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(雇用機会均等法)5条

「事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない」

時間外労働に対する割増賃金 → 労働基準法37条

割増賃金不払いの罪 → 労働基準法119条1号(6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金)

「労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきものである、と労働基準法に書いてあります」→労働基準法2条1項

労働者の労働時間を把握する方法について

→ ドラマの会社では自己申告制だったようですが、本来は、タイムカードなど客観的方法により記録するのが原則です(「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」)。

★10/3 補足(1) 労働基準法の用語解説について

「労働基準法の用語解説をホームページに載せたらいいのに」と書きましたが、ちゃんと公式HPにそういうコーナーがありました。→こちら

★10/3 補足(2) カモミツリフォーム(だっけ?)での労働時間の把握方法について

社長が逮捕されたあと、西川さん(渡部いっけい)が「申告できなかった残業代・・・あります!」と手を挙げていたので、「この会社では、労働時間は自己申告制だったのだな」と思ったのですが、ひょっとしたら、この会社では、タイムカードで退勤打刻させたあとに仕事をさせていたのかもしれないな、と思い直しました。(ありがち)

★10/3 補足(3) 工事現場で「手すり」を付けていなかったことについて

この条文かな?

労働安全衛生法21条2項(事業者の講ずべき措置等)

第二十一条  事業者は、掘削、採石、荷役、伐木等の業務における作業方法から生ずる危険を防止するため必要な措置を講じなければならない。
2  事業者は、労働者が墜落するおそれのある場所、土砂等が崩壊するおそれのある場所等に係る危険を防止するため必要な措置を講じなければならない。

労働安全衛生規則519条(開口部の覆い等による墜落の危険の防止)

第五百十九条  事業者は、高さが二メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。

2  事業者は、前項の規定により、囲い等を設けることが著しく困難なとき又は作業の必要上臨時に囲い等を取りはずすときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

労働安全衛生法119条1号(罰則) 6か月以下の懲役または50万円以下の罰金

労働安全衛生法122条(両罰)

いろいろ検索していたら、鹿児島労基署の書類送検例が見つかりました。