弁護士 友弘克幸からのコメント
依頼者様のご主人(配偶者様)はかつて会社を経営されていましたが、会社の経営を親族に引き継いでもらい、依頼者様と静かな日々を送っておられました。
ところが、その後会社の経営が悪化し、連帯保証人をされていたご主人のもとに、債権者からの督促状が届くようになりました。
しかも、その頃にはご主人が認知症を発症されるという出来事も重なり、依頼者様は途方にくれてご相談にお見えになりました。
解決方法として、まず、ご自身で財産管理ができなくなっているご主人について成年後見の申立てを行いました。(裁判所の判断により、本件では配偶者である依頼者様が後見人に選任されました。)
その上で、ご主人の債務を整理するため、裁判所に破産の申立てを行いました。
最初にご相談をいただいてから約1年8か月後、無事に裁判所から免責許可決定を受けることができ、終了となりました。
依頼者様はこれまでご主人の会社の経営には全くタッチされておらず、法的な紛争とは無縁で暮らしておられました。
また、頼りにされていたご主人が認知症を発症され、事情があってそれまで縁のなかった土地(京都)への転居も重なり、精神的にも大変不安な状態でおられました。
そのため、成年後見手続や自己破産手続など、法的な手続の意味についてはできるだけ丁寧にご説明し、不安を取り除くように努めました。
裁判所の手続が複数含まれてたため、解決までに時間を要しましたが、依頼者様の不安が無事に解消され、弁護士としても嬉しく思います。


