健康保険の資格喪失の手続とは?
健康保険の被保険者が亡くなると、健康保険証は亡くなられた翌日から使えなくなります。
健康保険の資格喪失の手続をし、健康保険証を返却する手続が必要となります。
健康保険の資格喪失の手続について解説していきます。
健康保険の種類
健康保険には、国民健康保険、後期高齢者医療制度,健康保険、共済組合があります。
国民健康保険
国民健康保険は、自営業をされている方などが加入しています。
後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度は、75歳以上(一定の障害がある場合は65歳以上)の方が加入しています。
健康保険
会社員などが加入しています。
共済組合
公務員などが加入しています。
国民健康保険
国民健康保険の資格喪失手続の流れを説明します。
提出するもの
以下のものを提出します。
- 国民健康保険資格喪失届
- 国民健康保険被保険者証(保険証)
- 死亡を証明する書類
提出先
亡くなられた方の住んでいた市区町村役場の窓口に提出します。
家族の保険証
世帯主と他の家族が国民健康保険に加入していて、世帯主が亡くなった場合には、世帯主を変更する手続が必要となります。
家族の保険証も返却し、世帯主を変更し、新しい保険証の交付申請を行うという流れになります。
後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度の資格喪失の手続を説明します。
提出するもの
以下のものを提出します。
- 後期高齢者医療被保険者証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 死亡を証明する書類
必要書類が異なる場合もありますので、詳しくは担当窓口に問い合わせ下さい。
提出先
亡くなられた方の住んでいた市区町村役場の窓口に提出します。
健康保険・共済組合
健康保険、共済組合では、勤務先の会社、組織が手続を行いますので、説明にしたがって書類等を提出することになります。
提出するもの
勤務先に、亡くなられたことがわかる書類、健康保険証等を提出します。
また、死亡により職場を退職したことになりますので、その他に会社から提出を求められる書類もあります。
家族の保険証
家族が亡くなられた方の扶養に入っているときは、家族の健康保険証も返却する必要があります。
保険証を返却した家族は、他の家族の扶養に入るか、国民健康保険に加入することになります。