むちうちの通院治療で、特に注意することは?

交通事故でむちうちになって病院に通うときに、特に注意することはなんでしょうか?

示談のときに困らないよう、以下のことに注意する必要があります。

整形外科を受診する

交通事故でむちうちの症状があるときは、整形外科に通院して医師の診察を受けましょう。

整骨院にしか行っていないと診断書を発行してもらうことができず、怪我をしたことの証明が非常にむずかしくなってしまいます。

整形外科で痛み等についてリハビリを受ける

整形外科で医師の指示に従ってリハビリを受けましょう。

医師からは週に何回かリハビリを受けるよう指示があるはずなので、それに従って通院をしてください。

通院が負担だからといって、1~2週間に一回しか行かないと、保険会社から慰謝料について争われることがあります。

また、通院頻度が少ないと症状が軽いと思われてしまい、後遺障害の認定において不利になってしまう可能性もあります。

医師の診察で症状の説明をする

整形外科でリハビリを受けていても、基本的には理学療法士とのやりとりで、医師の診察が月に1回程度ということもあります。

そうした少ない診察であっても、症状の訴えについてはカルテに記録され、裁判で大きな意味を持つこともあります。

医師の診察では、現在の症状、辛い状況について丁寧に説明するようにしましょう。

治療費を打ち切られたときには健康保険の利用を検討する

むち打ちの治療を続けていると、保険会社から治療費を打ち切られてしまうことがあります。

後遺障害の認定を希望するのであれば6か月程度の通院期間が求められるとされていますので、これよより短い期間で打ち切られてしまったときは、健康保険を利用して(3割自己負担で)治療を続けることを検討しましょう。

むちうちで必要な検査を受ける

むち打ちで整形外科を受診すると、レントゲン検査を受けることになります。

症状の程度にもよりますが、できればMRI撮影も受けるべきです。

症状について原因がわかる可能性がありますし、後遺障害の認定においても考慮される可能性があります。